PEARSプロバイダーコース初開催

去る1月9日、東京では2回目のAHA-PEARSプロバイダーコースが開催されました。

アメリカ心臓協会のPERAS(ペアーズ)プロバイダーコースとは、聞き慣れないかもしれませんが、2005年版ガイドラインに準拠したコースプログラムとしては、いちばん最後にリリースされた小児の二次救命処置プログラムです。

PEARSは、Pediatric Emergency Assessment, Recognition, and Stabilizationの略。

「小児緊急時評価認識安定化」

具合の悪そうな子どもを見た場合、どう評価して対応していくのかを学ぶシミュレーションプログラムです。

PALSプロバイダーコースの前半部分と似ていますが、違うのは治療ではなく、「評価」に重きを置いている点。実際の患児の動画や写真がたくさん出てきて、それを見て評価・判断するトレーニングを積んでいきます。

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今回、集まった受講者は7名。

医師、看護師、臨床工学技士、市民BLSインストラクターと、バックグラウンドは多彩。遠くから泊まりがけでいらした方もいて、日本ではほとんど開催されていないPEARSプロバイダーコースの希少性がうかがい知れます。

これまで福井で何度か開催されていますが、福井以外で開催されたのは東京の学会イベントで1回だけ。それに続いて福井以外での2回目の開催が今回の東京茗荷谷コースでした。

受講者の中には、AHA-BLSやACLSインストラクターの方もいましたが、ACLSやBLSとはまったく違う思考パターンにびっくりされたようです。

最初は戸惑いながらも、何度も繰り返す評価シミュレーションで次第に表情が晴れていくのが印象的でした。

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以下、受講された皆さんからのメッセージをご紹介させていただきます。(ご本人の了解済みのものです)

  • BLSのインストとしてこれほど頭を使うことはなかったです。心停止前の評価の重要性が理解でき、貴重な体験でした。今後もタスクとして参加していきたいと思います。
  • 楽しくコースに参加することができました。頭が真っ白になってしまいましたが、ひとつひとつ理解することで次につながっていきました。成人の評価に役立つと思います。
  • 小児診療で重要な初期評価で、経験でしか伝えられない多くのことを教えていただけるコースで大変役立ちました。ありがとうございました。
  • とっても難しく途中でとても不安になりました。しかし何回もシミュレーションすることで最後は頭の中でイメージができ、行動することができました。根気よく教えていただいてありがとうございました。1日大変だったけど、とっても楽しかったです。
  • ひとつひとつを確認しながら丁寧に教えていただきとてもわかりやすかったです。アセスメント、分類、行動、再評価を忘れずにがんばります。

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